観測値の妥当性

水質でも、分析機器の誤差があるにせよ自分で測定して得た値は信じたい気持ちがとても強いが

再測定してみると誤差並かそれ以上に違う値が出ることはよくある。

 

考えてみれば流量観測は非常に潜在的な誤差が大きい観測である。

水位を記録して流量に換算するのだが、きちっとマニュアルの流量観測も併せてしていて

キャリブレーションがなされていればいいが、そうでないと非常に心もとない。

その上、値の妥当性を確認する術がほとんどない。

 

また 流量というのは、現場で作業していても感覚的には正解をいい当てられない。

肌で感じるのが難しい。

 

結果として自分が現場に通って得た流量データは信じたいが、

今回、雨量に対する流出量を mm の単位で比較してみたら明らかに

過大評価していて、しかもキャリブレーション式が アヤシイ ということが分かった。

あぶないところだった。

 

シミュレーションをやっている人の方が値の妥当性を気にしてやっているので、

大きな間違えを犯しにくいのかもしれないと思った。


流量観測をきっちりやることは、思っていたよりも難しい。